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聖剣デュランダル、それが俺の前世。覇者アスラによって振るわれし剣。アスラの刃となり、盾となった。

「俺は、お前のもの。俺は、お前のためだけにある。おれは」

さらり、と横で寝ている彼の髪を撫でる。銀色の髪は、暗い夜でも明るく輝いて見え、彼の存在を顕わにしている。自分より小さな体。彼の前世が、自分を振るった。自分を操った。自分に、存在を与えてくれた。

「おれは、おまえのやいばとなり、たてとなる」

(もう、あんな悲劇は繰り返さない)

主を貫いた感覚、目の前で貫かれた小さな体。全て、真実。守れなかった、真実。罪。

(だから、何としてでも、守る)








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